何が何やらワケワカメ

映像作品(主に特撮やアニメ、ホラー)について書く。

誰もが皆、腹に一物抱えて生きている…な第9話。


仮面ライダーゴースト」感想。

第9話「堂堂!忠義の男!」 
脚本: 毛利亘宏 監督: 山口恭平

  • 弁慶を学ぶ。

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弁慶の七つ道具
弁慶が持っていたと伝えられる七種の武器(薙刀[注釈 3]、鉄の熊手、大槌、大鋸、刺又、突棒、袖搦)から転じて、7個で一式のものを七つ道具と呼ぶようになり、「選挙の七つ道具」、「探偵の七つ道具」のような使われ方をされる。(出典:Wikipedia 武蔵坊弁慶の項目。一部抜粋。)
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(出典:仮面ライダーおもちゃサイト 仮面ライダーゴーストウェブ)

"ガンガンセイバー ハンマーモード"と呼称していますが、形状は熊手に見えますね。

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ベンケイ魂の"オメガボンバー"。防御を兼ねつつ怒濤の6連撃!! ダイナミックな必殺技で画的に映えますね~。

また、無理をして気張るマコトの心境が、タケルの台詞やスペクターの戦い方から伝わってくる。お互い負けられない事情を背負っている者達の戦い、その背景があるからこそ戦闘シーンがより一層盛り上がりを見せる。

五条通」の鴨川に架けられた「五条大橋」は、平安時代末に牛若丸(源義経)と弁慶が出会ったという伝説で知られる橋。(出典:京都:五条大橋 牛若丸と弁慶の伝説)

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歴史に疎い私にとっても大変為になる知育番組です(^人^)感謝。

  • 各々の思惑が交錯する。

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アラン、西園寺、仙人……誰もが不穏な気配を漂わせている。仙人は普段こそ明るく振る舞っているが、タケルの追及を煙に巻く、行方を眩ます、険しい表情を覗かせるなど、行動に不審な点が多い。近しい存在なれど、安易に信頼してはならないのかも知れない。

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そんな彼らの渦中にいるタケルとマコト。最早、この二人がいがみ合っている場合ではない。己の命とカノンの命を天秤に掛けることなく、タケルは最善の手段を模索できるのか。全く先が読めない展開…、堪らん。

ふと懐かしく、「仮面ライダー龍騎」の蓮(ナイト)と北岡先生(ゾルダ)を思い出しました。

  • 最後に。

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第10話の予告、何ともド迫力な爆発です。CGによる演出も申し分ありませんが火薬をふんだんに使っている方が嬉しくなりますね。手間を惜しまないなあ~…と、スタッフの姿勢に感心するというか。

来週は、五十嵐博士によって真実が明かされる、アカリとマコトの衝突、15個の眼魂が揃うなど…第1部もいよいよ大詰めです。

殺伐としていく展開の中、不可思議現象研究所の面々によるあの明るい雰囲気は良いですね。絶妙な塩梅で番組のバランスを上手く保っている。最初の頃は御成のネタキャラ感に辟易していたのですが、今となっては「あの性格が寧ろ良い」みたいな。 最近は、本編終了後のミニコーナーでいつも癒されています\(^-^)/