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序盤「パンちゃん可愛いなあ(笑)」終盤「ぱ、パンさん…(驚)」…な第43話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」第43話感想。

「悟空の気が制御不能!? パンのお世話で四苦八苦」脚本:キング・リュウ

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。単刀直入に申し上げると、第43話面白すぎました‼ 私としては第42話もかなり楽しめたのですが、今回のエピソードには前回をも上回る底知れぬパワーを感じましたね。その証拠に、何十回録画を見返したことか…。おかけで、今期視聴しているアニメ(ワンピース、ジョジョ4部、セーラームーン、とんかつDJあげ太郎)の録画が溜まるわ溜まるわで、良くも悪くもドラゴンボールに私の時間を吸いつくされた一週間だったなあと。では感想を述べていきます。


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悟空「あ~…ただいま」
チチ「悟空さ‼」
チチの魅力に気付かされた場面。激怒する姿が本当に怖い。

アニメキャラの「お母さん」の多くは、若々しく可愛らしくてその上優しいなど理想的な母親像に描かれていることが多いように思えます(私の主観ですが)。しかし、チチは違う。母親としての怖い一面(嫌な一面)を全面に強調してくる。だからこそ、その合間の可愛らしい一面が際立ってくる。今回で言えば、悟空の頬についたご飯粒をさりげなく取りそれを食べる、あとは1億ゼニーを使い切ったと嘘をついて家庭の為に貯蓄していた、といった良心的な面が更に光ると。

正直、第15話で「1億ゼニーは使い切ったべ」と言われた時は度肝を抜かれましたが、この回の為の伏線だったんですね。わざわざ日常回の為に伏線を張っていたとは…。リアルな母親像こそがチチの魅力であると感じました。今回は、特に良妻っぷりが至る所にも散りばめられていました。

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パンを溺愛するピッコヨと悟空のじいじっぷりが抜群に微笑ましい姿なもんだから、ニヤニヤが止まりませんでしたよ。あまりにも嬉しい場面ばかりなのでここまでしてくれると、製作陣あざといぞ、とも少しは思いましたが、いや提供してくれるだけで有難いんだ…ごちそうさまです、とやはり感謝の意を表したいと思います。

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悟空の穏やかな表情、中々見れないですよね。普段が、活発で明るいもんだから。「遅発性乱気症」という特殊な状態でなければ、パンと正面から向き合う機会なんて無いですもん。このエピソードがあることで、物心ついたパンが悟空のことを慕うのも頷ける部分があるかと思います。幼い頃に見た「夜空を見上げる悟空じいじの表情」が、良き思い出として(無自覚的に)パンの心に残っているはずですから。

あとは、所々ギャグが効いている場面が印象的でした。

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チチ「死ぬだか?」
悟空「オラもう2回くれえ死んでっけど、今回は死ぬっちゅう感じでもねえな」
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悟空「オラに何か恨みでもあんのか?」
界王「ものすごく、あるわ~い!」
これがドラゴンボールの魅力ですよ。大袈裟に笑いを取りに行くのではなく、クスっと笑える程度のギャグを細かく物語に挿入する絶妙なバランス。話の腰を折らない程度の笑いって難しいはずですので、ドラゴンボールはやっぱり凄い。界王の、天使の輪が揺れてる演出とかも、いちいち面白いですね。

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アラレちゃんの登場シーンは、何とも無駄な贅沢と言いましょうか…。

確かに嬉しかった。嬉しかったけど、「ならアラレちゃんをメインゲストに迎えて、1話丸々使えば良いのに‼今なら悟天やトランクスもいるんだし、何ならモナカの前で地球割りをして気絶させるのも面白そうなのに‼」とファンながらに妄想が膨らんじゃうんですよね。でも、嬉しいサプライズでしたよ。流石、「超」を冠している作品だけありますね。

今回は他にも、ベジータブルマ夫妻やピラフ一味の様子とか見所沢山あったなあ…大満足。


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