何が何やらワケワカメ

映像作品(主に特撮やアニメ、ホラー)について書く。

最初から最後までネクロムたっぷり…な第16話。

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仮面ライダーゴースト」感想。

第16話「完璧!白い仮面ライダー!」
脚本:福田卓郎 監督:山口恭平

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。今回は、清々しいまでにネクロムの独壇場でしたね。ゴースト達を完膚なきまでに圧倒するわ、専用のBGMは五度も使用されるわ…ネクロム初登場回ということで手厚い待遇でした。また、今回のロビン・フットの発言を考慮すれば、第2部は、タケルの正義とアランの正義の対立、マコトとアランの関係性(決裂からの和解?)に焦点が当てられそうです。では、感想を述べていきます。

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チ「眼魔コマンドたちを操ったネクロム。このネクロムは”ネクロマンサー(死霊使い)”から由来しているように操る能力を兼ね備えているんだ!」

■容姿、能力、戦闘スタイル…、ネクロムは他のライダーと異なる要素が多い。特に、眼魔コマンドを使役する能力は、ゴースト達とは決定的に違う。過去の作品と比較すると、「仮面ライダー龍騎」に登場した、仮面ライダーインペラーの能力を連想させる。

■また、肉体を持たない故にか、幽体化(?)して物理攻撃を回避していた。"肉体や個人の命には意味がない"との眼魔達の発言は、この能力と関係があるのかも。変身時間に限りがあることも、特筆すべき点。ゴーストやスペクターは自らの魂を動力源とする。それに対してネクロムは、外部から動力を補給せねば変身を維持出来ないように見えた。ネクロムを通じて、何度も再生する眼魔の秘密が明るみになりそうだ。

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■白をベースカラーとしたスーツ。ゴースト達は黒を基調としたスーツであることからも、ネクロムが異質な存在であることが分かる。

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■バイクで疾走、そして爆炎からの登場は主人公としての存在感抜群。

  • 空を見つめて、何を思う。

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■アランは、三度空を見つめていた。一度目は眼魔世界のおどろおどろしい空。二度目は人間世界の青空。三度目は人間世界の夕空。日の光が届かぬ眼魔世界とは異なり、強い日の光が注がれている人間世界を見て、何か思うことがあったのだろうか。もしくは、人間世界の開放的で広々とした大空に魅了されたのか。空を見つめている彼の表情は、一度目は険しく、二度目以降はどことなく穏やかに見えた。

  • 番組を彩る二人。

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■アランの存在を巡ってタケルとマコトが思い悩むシリアスな雰囲気もありつつ、その一方で、アカリと御成の掛け合いなどのコミカルな雰囲気もあった。この二人がいるおかけで、番組が程よくメリハリの利いた作風であることを再認識した。

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■タケルとアカリ、マコトと御成の組み合わせは今後定着しそう。ネットムービーでもマコトと御成は行動を共にしていたが、まだ不仲である様子だった。今後二人の距離が縮まるキッカケとして、心にゆとりのないマコトを御成が諭す、などの展開も有り得る?

  • 今週のアカリさん

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■リケジョとして、科学の見地から超常現象の解明を試みるアプローチは、アカリの個性を際立たせていた。次回は不知火の改良版がお披露目されるようで、楽しみ。


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