何が何やらワケワカメ

映像作品(主に特撮やアニメ、ホラー)について書く。

「ドラゴンボール超」のバッシングについて。

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■待望の新シリーズである「ドラゴンボール超」が現状ファンの期待を裏切っていることは理解している、正直私もイライラする点はある。一点挙げるとすれば、あまりにも迫力に欠いた戦闘シーン。「ドラゴンボール改」の流れで視聴していることもあり、最新作の方がクオリティで劣っていることに憤怒している。それでも否定的な部分に多少目を瞑って肯定的な感想記事を書いているのは、ネットでの不当な悪評に辟易したから。まるで番組が失敗であるかのような印象を与える書き込みが蔓延していることを憂いて、敢えて肯定的に捉えることのできる部分を取り上げて述べている。その理由は、楽しめる要素が多少なり存在するのにも関わらずそのことを伝えている人が少ない為である。

■批判している方の中には、まともに番組を視聴している方はどれ程いるのだろう。中にはスクリーンショットで切り取られた画像をまとめサイトSNSで見て、断片的な情報だけで評価してる人が居るのではないか。熟知した上で発言しろ、事細かに精査しろ、批判するな、とは言わない。しかし、本編をまともに見ていないような方々が駄作クソオワコン、失敗と発言しているのであれば今後そのようなレッテル貼りは止めていただきたい。あとドラゴンボール超の公式Twitterアカウントに直接作品についての指摘をしている方々は、多少なり言い方に配慮するべきではないか?自分は視聴者様、ネットは便所の落書き、といった感覚でいるとすれば今すぐにでもその態度を改めることを願う。

■逆に、番組を真っ当に視聴しているのであれば批判的な意見を述べても何一つ問題ない。寧ろ発言するべきだと私は思う(当然節度を弁えた上)。

■目の肥えたアニメファンを唸らせるクオリティ(特に作画)は、「ドラゴンボール超」には一切期待できないと断言できる。近年の東映アニメーション作品(現在なら金田一少年の事件簿R、ワールドトリガー、プリンセスプリキュアONEPIECE)と深夜アニメのクオリティを比較してみると、その差に愕然とするはず。では何故そのような差が生じるのか?朝~夕方、19時台に放送しているアニメ作品はスポンサーの広告料に依存した制作体制。深夜アニメ作品は「制作委員会方式」で制作している。その事情を知っていれば疑問は大抵解消される。今のドラゴンボールのクオリティに納得(諦めることが)できるかも知れない。(他にも事情はあるが、割愛する)

■しかし、脚本、作画、声優の演技などを個別に捉えて"是々非々"で評価することの出来る方であれば、「ドラゴンボール超」はある程度楽しめる作品に仕上がっていると断言できる。全ての面で高水準の作品には滅多に出会うことはない。だからこそ近年で言えば「ワンパンマン」や「ジョジョの奇妙な冒険」といった、凄いアニメ作品に出会うと楽しい気持ちで視聴できる。だが、「ワンパンマンやジョジョと比べてドラゴンボールは…w」といった批判の仕方には何か違和感を覚える。

*宜しければ「ドラゴンボール超」の現状に、何か思うところがある方はコメントください。また、記事をご覧になって不快に感じたのであれば申し訳ありませんでした。