何が何やらワケワカメ

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第13、14話での悟空VSビルスの戦闘について。 (ドラゴンボール超 感想)

ドラゴンボール超】

  • 第13話Bパート。

悟空とビルスは、宇宙で激しい戦闘を繰り広げます。
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しかしその激しい戦闘では、一見不似合いなBGMが使用されていた。それは、軽快で明るいBGMであった為に緊迫した空気が感じられず、違和感を抱いた視聴者の方も多かったようです。

ですが「軽快で明るいBGM」であったのには理由があります。その答えはナレーションでの台詞にあります。
「本当に格闘の神…いや ただの格闘のバカとなった破壊神ビルスと孫悟空
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彼らの戦いは、他者から見たら「地球(宇宙)の命運をかけた戦い」です。

しかしこの時点で既に、当人達は「楽しいから戦っている」に過ぎないんですよね。大笑いしている様子も。
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敵を挑発する為の、小馬鹿にするような笑い方ではない。

界王神が両者の戦いを「ただのケンカ」と言及したことも象徴的で、当人達にとってみれば真面目に遊んでいるようなものであり殺伐とした戦いではありません。

彼らの楽しく戦っている様子を的確に表現する為に「軽快で明るいBGM」が用いられたのだと考えました。

  • 第14話Aパート。

水中での戦闘シーン。

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悟空は水中で息がもたなくなり、戦闘の最中気を失ってしまう。本来なら、この時点で勝負がついていたかも知れない。

しかし
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ビルスは、気を失った悟空を水中から引き上げた。

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意識を取り戻し呼吸を整えて、再び戦闘を再開する悟空。

この場面でのビルスの行動は以下の解釈ができると思います。
  1. 更に苦しめいたぶる為に、簡単には殺さなかった。
  2. まだ戦い足りなくて、純粋に戦闘を続行したかったから。(いずれは殺すかも知れない)
  3. そもそも、殺すつもりはなかった。
私は2の解釈であると考えてます。

前述した第13話での「楽しそうに戦闘をしている」両者を見るからに、この時点では殺すつもりはなかったのだと思います。

しかし第14話終盤でビルスが超巨大エネルギー弾を放ったときは「この攻撃で死んでしまうならその程度の相手…」と最終的には悟空を試したのだと思います。本当にライバルになり得る可能性のある存在かどうかを。

  • 最後に。

ビルスとの戦闘は良くも悪くも、命のやり取りをしている緊迫した空気が控え目になっていると思います。

私は「ビルスの個性」として肯定的に見れていますが、新キャラクターの「シャンパ」は果たして作品においてどのような立ち位置になるのか気になります。

次は、とてつもない恐怖感を与える敵も見てみたいですね。