何が何やらワケワカメ

映像作品(主に特撮やアニメ、ホラー)について書く。

再びアレが大活躍、そして東洋水産さんはこの笑顔…な第28話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」感想。第28話。

「第6宇宙の破壊神 その名はシャンパ」
脚本:キング・リュウ 

こんにちは、キャキャロット (@anothercommuni)です。無事新作パートが面白くて、一安心しました。まずは情報量の多さに感激です。2つの惑星を足して13になる者同士が対の存在、超ドラゴンボールの存在、破壊神の衝突は宇宙の消滅を意味する…など新たな設定が目白押しで見応えがあります。やはり、再放送を見ている感覚に陥っていたことが苦痛を伴っていたんですね…過去の事ですが。あとは、何故各宇宙の選抜選手による試合に発展するのかが疑問でしたが、代理を立てた上での破壊神の対決であったことが判明してスッキリしました。対決の経緯が良い意味でバカバカしいです。今後殺伐とした雰囲気に発展する可能性がありますが、今の鳥山先生が描きたい物語は殺し合い以外の何かであると私は感じているので気楽に楽しむつもりです。では感想を述べていきます。


  • 地球最強。

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■「カップラーメン」に舌鼓を打つ姿は、庶民的で愛嬌が感じられる。シャンパが本当に美味しそうに頬張るんだよなあ~、良い広告塔だこと。ただのラーメンではなく「カップラーメン」であることが個人的にアツい。日清では「カップルヌードル べジータ」を発売していることもあり、近年ドラゴンボールはやたらとインスタント麺との縁がある。

  • 悟空はとことん止まらない!!

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悟空「よっしゃあ!」
■好奇心旺盛で後先顧みず、な悟空。シャンパとヴァドスの出現により、更なる強敵の存在に興奮を抑えきれない。地球を賭けた試合であることなど彼にとっては二の次だ、とにかく戦うことが喜び。未知なる強敵に思いを馳せる悟空の姿に、「悟空はやっぱこうでなくちゃ」と視聴者ながらに頷いた。

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べジータ「修行も大事だが、実戦の緊張感の中で磨いてこそ、技は完成に近づくというもの」
■一方で、冷静な判断に基づいた行動を取るべジータ。慢心や過信を抱かねば、彼は本来思考を巡らせた行動が取れるのだろう。サイヤ人の性を制御することができるか。

  • 体型ネタ。

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■ヴァドスやビルスに、肥えた体型を何度も指摘されるシャンパ。体型のせいかシャンパの首には金の装飾がない、全身が贅肉に包まれたマシュマロボディ。しかしビルスの体型と比較すると、多少肉付きのよいこちらの方が健康的に見える。

■また、少しの運動で息を切らしていた。まともに戦うことができるのかが心配になるレベルで、そう考えるとアクティブに動ける魔人ブウはやはり異形だ。

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■摂生する気などまるで皆無。食欲に貪欲で忠実だ。美味しい食べ物に溢れている地球は、第6宇宙に是が非でも欲しい。

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ビルス「脂肪分の取り過ぎは体によくないからね。脂肪分の取り過ぎはね
■第1話での台詞は、シャンパの体型に対する皮肉が込められていたのかも。


【関連記事】

私達が待ち望んだ真の『超』は次回から!!…な第27話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」感想。第27話。

「地球爆発!? 決着のかめはめ波」 
(脚本:福嶋 幸典)

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。本当に長かったですよ東映さん、待望の新作パート待ちくたびれましたっ。。。まあ無事映画の焼き直しも終了したことですし、過ぎたことは気にしないようにします。今後は手放しで楽しめる物語に期待するのみです。Vジャンプでは「第6宇宙編」が既に連載中とのことですが、私はほぼ情報を耳にしていないので新鮮な気持ちで視聴できるのが嬉しい限りです。さて本編についてですが、果たして悟飯は戦士として再び戦線復帰するのでしょうか?彼には学者という夢があるのだから、学業に専念する方が良いはずですけどね…。今更アルティメット悟飯になっても仕方がないので、三人目のSSGが誕生することも考えられます。そうなれば「神」のプレミアム感がどんどん失われる…「ドラゴンボールヒーローズ」ならその姿も見てみたいですけどね。父親としての悟飯の姿が板についてきた頃なので私としては複雑な心境です。では感想を述べていきます。


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■自力で神の領域へ到達したべジータ。愚直なまでに強さを追い求めた結果として、悟空には出来ないことを成し遂げた。まさに努力の天才、今後も寡黙に盲目的に鍛錬を重ねる姿が見たい。

■機敏な動きが多々あり、戦闘に見応えがあった。拳の応酬あってこそのDB。地面に叩きつけられて身体がバウンドする演出は個人的に好き。


  • 地球がっ!!

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■突如として破滅した地球、平穏な日常が無慈悲にも奪われた。一変して18号さんが焦りの表情を覗かせ消えゆく場面は、諸行無常の残酷さを感じた。直前の母子の会話が余計に切ない気持ちにさせる。また、フリーザを殺す決意を固めた悟空の険しい表情が印象的だった。自分の甘さを痛感して、彼はまた一歩成長できたことだろう。

ウイス「あ、言い忘れましたが一度時間を巻き戻したら、次に巻き戻せるのはずいぶん先なので、失敗してももう地球は元に戻りませんから」
悟空「えっ、それってどういう意味…」

■悟空の台詞を遮った演出は、何か意味があるのか。今後の物語でも「時を巻き戻す能力」が重要な役割を果たす可能性が考えられる。3分という制約が鍵なのかも。


  • 地球がっ??

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■必殺のかめはめ波。この場面には落胆。折角第25話では、空へ向けてかめはめ波を放っていたのに…。疲弊したノーマルフリーザが地球を容易く破壊できるのだから、体力が回復した悟空の攻撃なら更に容易いはずでは…というのが率直な意見。手加減しているとも考慮できるが、早い段階から気を溜めてフリーザの元へ向かっているからなあ…。
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  1. 瞬間移動でフリーザとの距離を一瞬で詰める
  2. すかさず蹴り上げる
  3. 宙に投げ出された所をかめはめ波で仕留める
■対案を提示するなら上記のシナリオ。

■SSGssは外見ではSSの色違いに過ぎないのだから、どのように進化を遂げたのか具体的な描写で示してほしい。

  • 福嶋さん良いね。

トランクス「今度来たら、俺がぶった斬ってやる」
■未来トランクスを想起させる台詞。現在も未来も、拳術より剣術の方が好みだったり。


【関連記事】

「ドラゴンボール超」のバッシングについて。

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■待望の新シリーズである「ドラゴンボール超」が現状ファンの期待を裏切っていることは理解している、正直私もイライラする点はある。一点挙げるとすれば、あまりにも迫力に欠いた戦闘シーン。「ドラゴンボール改」の流れで視聴していることもあり、最新作の方がクオリティで劣っていることに憤怒している。それでも否定的な部分に多少目を瞑って肯定的な感想記事を書いているのは、ネットでの不当な悪評に辟易したから。まるで番組が失敗であるかのような印象を与える書き込みが蔓延していることを憂いて、敢えて肯定的に捉えることのできる部分を取り上げて述べている。その理由は、楽しめる要素が多少なり存在するのにも関わらずそのことを伝えている人が少ない為である。

■批判している方の中には、まともに番組を視聴している方はどれ程いるのだろう。中にはスクリーンショットで切り取られた画像をまとめサイトSNSで見て、断片的な情報だけで評価してる人が居るのではないか。熟知した上で発言しろ、事細かに精査しろ、批判するな、とは言わない。しかし、本編をまともに見ていないような方々が駄作クソオワコン、失敗と発言しているのであれば今後そのようなレッテル貼りは止めていただきたい。あとドラゴンボール超の公式Twitterアカウントに直接作品についての指摘をしている方々は、多少なり言い方に配慮するべきではないか?自分は視聴者様、ネットは便所の落書き、といった感覚でいるとすれば今すぐにでもその態度を改めることを願う。

■逆に、番組を真っ当に視聴しているのであれば批判的な意見を述べても何一つ問題ない。寧ろ発言するべきだと私は思う(当然節度を弁えた上)。

■目の肥えたアニメファンを唸らせるクオリティ(特に作画)は、「ドラゴンボール超」には一切期待できないと断言できる。近年の東映アニメーション作品(現在なら金田一少年の事件簿R、ワールドトリガー、プリンセスプリキュアONEPIECE)と深夜アニメのクオリティを比較してみると、その差に愕然とするはず。では何故そのような差が生じるのか?朝~夕方、19時台に放送しているアニメ作品はスポンサーの広告料に依存した制作体制。深夜アニメ作品は「制作委員会方式」で制作している。その事情を知っていれば疑問は大抵解消される。今のドラゴンボールのクオリティに納得(諦めることが)できるかも知れない。(他にも事情はあるが、割愛する)

■しかし、脚本、作画、声優の演技などを個別に捉えて"是々非々"で評価することの出来る方であれば、「ドラゴンボール超」はある程度楽しめる作品に仕上がっていると断言できる。全ての面で高水準の作品には滅多に出会うことはない。だからこそ近年で言えば「ワンパンマン」や「ジョジョの奇妙な冒険」といった、凄いアニメ作品に出会うと楽しい気持ちで視聴できる。だが、「ワンパンマンやジョジョと比べてドラゴンボールは…w」といった批判の仕方には何か違和感を覚える。

*宜しければ「ドラゴンボール超」の現状に、何か思うところがある方はコメントください。また、記事をご覧になって不快に感じたのであれば申し訳ありませんでした。