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フリーザ様の勇姿を目に焼き付けて年越しじゃああ!!…な第25話。(ドラゴンボール超 感想)

ドラゴンボール超」感想。第25話。

「全開バトル!復讐のゴールデンフリーザ」 (脚本:吉高寿男)
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こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。戦況は"悟空の劣勢"で、何とも歯痒い年内最後の放送でしたね。来年はしょっぱなから"悟空の反撃"に期待するとしましょう!先週の作画には不満がありましたが、今週は安定した良作画が多くて満足です。総作画監督は井手武生さん、作画監督の一人に島貫正弘さんと、ベテランアニメーター達の手腕に魅了されました。あとは不意討ちでシャンパとヴァドスが登場、破壊神達の戯れ(口喧嘩)に発展してその様子に癒されました。苦言を呈するならば、もう少し緊迫感を演出していただきたい。劇場版の欠点を補う役割を「DB超」に期待しつつ、感想を述べていきます。

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■アップの画が綺麗。魅せるべき場面は力を入れる、さして重要ではない場面は力を抜く、と緩急をつけてくれれば良い。今回は両者の実力をお披露目する大事な見せ場であるからに、安定した作画で満足した。

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■両者の個性的な形状の"気"が異様な存在感を放っている。密接しての戦闘になると、動きも相まって画が雑多になり見にくい場面が出てしまう。しかし、SSGssの"気"はハッタリが利いていて尚且つ従来のスーパーサイヤ人との差別化が図れているのでデザイン自体は好き。Gフリーザの"気"は、炎がメラメラと燃え上がっているようなデザイン。闘志を燃やしている今のフリーザの心情を明確に表しており、こちらも好き。

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■Aパート終盤。特筆すべき点は、空に向かってかめはめ波を撃ったこと。「セルVS.悟空」の時点で地球を破壊してしまう威力を有しているのにも関わらず、「劇場版復活のF」では地球に向かってかめはめ波を2発撃っていた悟空。地球の頑丈さにも限度があるので、流石に必殺技のかめはめ波だけは威力を考慮して使用してほしい。今回は一安心。

  • 最後に。

■「DB超」でのジャコに魅力を感じない。雑兵を一体しか片付けてない上にただ観戦しているだけ、あまりにもおざなりな扱い。彼の活躍は劇場版で是非ご覧あれ!

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 ひょこ➡ドヤッ!
■このシャンパの登場の仕方が可愛い。「第6宇宙編」に期待していることもあって、この二人が登場してくれるだけで楽しくなる。ぶっちゃけると、新規のシナリオが見れるだけで嬉しい。あともう少しの辛抱…。

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シャンパ「命拾いしたな、ガリガリ!」
ビルス「こっちの台詞だ、おデブ!」

■まず、標準体型の"破壊神"を見せてくれ。シャンパ様は柔らかそうなマシュマロボディで、抱き枕を商品化したら需要ありそう。


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べジータ「ちっ、クソったれフリーザめ。勿体ぶらずに早く奥の手を出しやがれ」
ブルマ「…あの最悪なクソったれフリーザが甦って…」(劇場版復活の『F』)
■夫婦揃って口が悪い。似た者同士で気が合うのかな。関係ないけど、この場面のブルマが可愛い。何かドキッとした、座り方の問題かな。


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「激突!フリーザVS孫悟空 これがオラの修行の成果だ!」(脚本:吉高寿男)

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  • 超絶舌戦。

孫悟空「…ワクワクよか、何かこう…ムカムカした怒りが勝っちまってるらしい」
フリーザ「貴方の怒りなど、私の貴方に対する恨みと憤りに比べればミジンコのようなものですよ……ミジンコのような…ねー!!」
戦闘時のアクションよりも、台詞の応酬の方が見応えありました。ミジンコ、虫ケラ、そして悟空の身体的特徴を貶すなど、フリーザは徹底的に罵詈雑言を浴びせる。これでもか!と言わんばかりに口撃の手を緩めない姿勢は、凄まじい執念を感じさせる。

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べジータ「復活おめでとうございます、フリーザ様」
べジータ「貴様も存在すること自体を止めろ…目障りだ」

またべジータも、小芝居を挟みつつフリーザの感情を逆撫でする台詞を発した。相手を挑発してから叩きのめすスタイルは、昔の頃の姿を彷彿とさせる。ヒールな雰囲気を醸しつつ、妻を守る優しき夫としての一面も垣間見た。近年のべジータは多面的な魅力に溢れていますね。

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フリーザ「…拝啓、孫悟空様。感謝を込めて、殺して差し上げます」

ドラゴンボールZ」では

べジータ「拝啓、フリーザ様。貴方の時代はこの時をもって終わりを告げました。貴方の愛するベジータより」
両者共に、ある意味礼節を弁えている発言。生まれながらのエリート同士、通ずる面を覗かせる…?

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関係ないけど日本生命の某CMを同時に思い出した。まあこれはね、うん…。

  • 「勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」 

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結果が全て、手段を厭わないのがフリーザ。殊勝な心掛けなどまるで皆無。早い段階から化けの皮が剥がれている様子は、以前の悟空との決戦とは異なる。両者の実力が拮抗しているが為に余裕がない、早々と最終形態へ変身したことがそのことを象徴している。

  • 最後に。

戦闘シーンで気になった点。

■棒立ち過ぎね?
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不意打ちの気弾とはいえ、気を緩め過ぎではないか。凄まじい威力の攻撃で防ぎようがないとしても、身構えるポーズだけでも欲しい。

■張り手かよ?
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"グミ撃ち"って、少し指を折り曲げていたような…。

上記で挙げた点は枝葉末節で、作品の面白さに直接関係はないのですが単純に気になってしまう。長寿作品であるが故に、以前と僅かに異なる部分でも違和感を与えてしまう。当たり前ですけど、アクションの付け方は画一化するべきです。

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■来年からは「第6宇宙編」突入。現時点でDB超は酷評ばかりが目立ちます。完全新作では否定的な意見を払拭し、視聴者の意表を突いた奇想天外なストーリーが展開されることを期待しています。

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「地球が!悟飯が!絶体絶命!早く来てくれ孫悟空!!」(脚本:小山 真)

  • 招来せし希望。

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憤りを隠せない、悟空のこの表情。アップにも耐えうる素晴らしい作画です。「劇場版 復活のF」に、この画をこっそり挿入しても違和感ない!!

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悟空の手を握ることを拒んだべジータ
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ですが、戦闘中はがっつり握りしめている。まあ、カカロットの指示には従わないということでしょう。

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そして、まさか悟飯のこのような姿を見ることになるとは…。"精魂尽き果てる"とはこのことか。

全身全霊で力を振り絞り、地球の命運を悟空とべジータへ託した。過去の悟飯の姿と比較すると不満な点もあるかも知れない。しかし、鍛練を怠った今の悟飯には分相応の活躍であったと思う。

  • タゴマの心中は…。

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肉体は奪われるわ、勝手に奪った当人のギニューは死ぬわ、肉体は完全に失うわ……カエルに宿りしタゴマの魂は、何を思う。

今では実力差が相当であることは承知していますが、ギニューとべジータの攻防は少し見たかったですね。べジータが圧倒することで、過去フリーザ軍に服従していた頃の自分を払拭する意味を込めて。以下の台詞は妄想です。
べジータ「どうした?……まさか、あのギニュー特選隊の"隊長様"がその程度ではあるまいな」
ギニュー「キ、キサマああああ!!」
ギニューもタゴマも、出番があっさり過ぎて勿体なかったですね。

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これで「理想の上司像」云々の話題は激減するでしょう。あくまでも利用価値があるから、部下を従えていただけ。

しっかし兵士達の存在感なかったなあ(^_^;)半分は背景と化していた。と言うことで、1000人の兵士達による多人数アクションは、是非コチラで堪能してください。映画館のスクリーンで観賞した時は、本当に感動しましたよ。

  • 最後に。

■個人的に、悟飯には『怒り』を強く露にしてほしかった。悲哀は感じられたのですが。

フリーザに痛め付けられ肉体的に限界であったのは分かる。それでも、大切な恩人の死を目の当たりにして精神を取り乱す様子が少し物足りなかった。そして、一心不乱にフリーザへ戦いを挑む姿勢が見たかった……その結果あっさり負けても構いません。悟飯の強さの根源は『怒り』にあるのだから、今こそ力を最大限に引き出す唯一無二のシチュエーションなんですよね。

自分では勝てないと悟った以上は、悟空にシグナルを送ることを優先した行為は合理的な考えで理解はできます。それでも、ピッコロさんの為に激昂する姿が見たかったです。
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■気になった演出。
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フィールドの奥行きを感じさせる演出が3度見られました。はっきり言って多用し過ぎです、くどい。

■興味深いツイートが。
雪辱を果たしたべジータ。「DB超」では、フリーザとの因縁に終止符を打つのはもしや……。

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