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べジータ先生の実習講義「サイヤ人論」…な第37話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」第37話感想。

サイヤ人の誇りを忘れるな! ベジータVS第6宇宙のサイヤ人」脚本:吉高寿男

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。前回のマゲッタ戦での白熱した試合とは趣が変わり、試合中にもかかわらず終始べジータがキャベにサイヤ人の心構えを叩き込む…といった、意表をつく展開でした。べジータさん、人間味溢れすぎです。そろそろ劇中のキャラ達は、べジータに芽生えた良心を信じてあげてね。ヤムチャに至っては「あいつ、また、悪の血が騒ぎ出したんじゃないだろうな…」と勘ぐっていたし。しかし、「流石べジータ、オレは最初から信じていたぜ」と一変して手のひらを返す姿は、普段から調子の良いことを口にする彼らしいですね。感想を述べていきます。


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べジータ「これが最新の超サイヤ人ブルーだ」
■ヒットに手の内を明かしたくないが為に、「超サイヤ人ブルー」の力を温存していたべジータ。しかし、キャベ戦では躊躇なく変身してしまう。この行動は、べジータサイヤ人に対する深い思い入れが伺える。つまり、"俺のこの姿のような更なる高みを目指せ"というべジータからキャベへのメッセージだ。キャベは、貪欲に強さを追い求め是が非でも勝利したい、という向上心が欠けていた。なのでべジータは、全力を出さずとも勝てたであろうキャベに対して、敢えて手の内を晒して全力で戦ったと。

■あと、SSGss(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人)からさらっと名称変更。まあシンプルな名称の方が覚えやすいから。だけど、今後色違いの超サイヤ人が量産される可能性もありそうで怖いなあ。次はグリーン辺りが怪しい…。

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べジータ「俺を超えてみろ」
キャベ「えっ? あっ…はっ、はい!」
べジータ「絶対に超えさせんがな…」
キャベ「あっ……はい!」
■叱咤激励し、キャベの今後の成長を願った。べジータサイヤ人愛がヒシヒシと伝わってくる名試合だった。宇宙は違えど、飽くなきまでに強さを追い求める…、それがサイヤ人なのだ!! 

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■キャベ君細すぎだな。べジータと比較すると華奢な身体がより際立つ、身体の厚みがまるで違う。まあまだ子供だし、今後の成長に期待ですね。

■OPでのキャベ君は蹴り技主体のアクションだったので、劇中でも同様の動きをするかと思われたが、実際はいたって普通。どうせなら、蹴り技主体の戦法でなくとも、キャベ君特有の戦法が見たかったかな。構えはべジータと瓜二つだったけど、細長い手足でリーチの差を活かした接近戦を得意とする、柔軟な身体で繊細な攻撃が得意、といった差別化を図るでも良し。まあ、飛び道具あるから、この例えはあんまり意味ないか。

  • 予告から漂う強者のオーラ

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■どんだけ強いんすか!!
べジータがサンドバック状態に。
悟空「…今の技見えなかったぞ。オラだけじゃねえ…べジータもピッコロも、誰にもあいつの戦えがわかんねえ…」
■悟空のナレーションが印象的で、ヒットの底知れぬ力が伺い知れる。第6宇宙代表、期待の星。

■一つ危惧しているのは、「誰にもあいつの戦えがわかんねえ」と言いつつも、ジャコが動体視力に優れている設定がここで活かされそうなこと。個人的に、ジャコの存在感を際立たせたいが為に、他のキャラを無能に描く手法が好みではないから、悟空やべジータ自身でヒット攻略の糸口を見出だしてもらいたい。

【妄想】
ジャコ「超エリートの私ですら、あの殺し屋の動きが全く見えない……恐ろしい奴だ。第7宇宙にいなくて良かった〈安堵する〉…。」

■ただし、ジャコですらも肉眼で捉えることの出来ないスピードをもつヒット…といった展開なら、ヒットの存在感を示せるし更に絶望感を演出できそうなので、それならアリかなとも思いつつ。

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■ おーーー!!!!

ドラゴンボール超が放送されて以来、(私の記憶している限り)初めての流血シーン。昔なら当たり前のことだったのに、今ではその当たり前だったことの有り難みを痛感する。今じゃ地上波の映像作品は、規制やクレームで表現が萎縮しているから。

■でも一つ苦言を呈するなら、「DB改」では修正を加えず流血シーンを放送できたのだから、始めから「超」もそうすれば良かったじゃん。日本よりもアニメの規制が厳しい海外へ輸出することを考えたら、修正する手間を省く意味で仕方のないことだとは思うけどさ…。

  • おいおい、どした?

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シャンパ「何、キューブを?!! あれは神様の乗り物だよ!! キューブなんか渡したら他所の宇宙だろうが、どこへでも行けてしまうじゃないか!!」
ヴァドス「シャンパさまが『あらゆる口説き文句を使って、ヒットを出場させろ』とおっしゃったではありませんか」
シャンパ「言ったけどさ……いくらなんでも、捕まらない殺し屋とか…笑えんし」
■シャンパが至極真っ当な発言をしていたので、仰天したよ。普段マヌケな発言が多いだけにさ。フロントを善人だと信じていた時は慈善活動を支援しようとする良識的な面を見せたり、試合の状勢に一喜一憂して感情を剥き出しにする素直な面もありと、ビルスと同様に多面的な魅力をもつキャラクター。子豚のような見た目で、愛らしいですしね。


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