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「超」全開バトルだ「Z」…な第39話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」第39話感想。

「成長した”時とばし”の反撃!? 出るか!?悟空の新たな技!」脚本:キング・リュウ

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。更新滞ってしまい、申し訳ありません。記事を書く時間が中々確保できませんで、気付いた時には一週間があっという間に経過していたという…。遅くとも最新話の放送までには更新するよう努めますので、今後とも宜しくお願いします。

と言い訳はさておき、第39話面白過ぎました。戦闘パートが迫力満点でしたね。バシバシバシバシッ!!、だゃっだゃだゃだゃだりゃっ!!と目にも止まらぬ速さで格闘を繰り広げていて、「これこれ!!これがドラゴンボールだよ!!」と思わず唸ってしまった。手数の多さやスピード感が、「Z」での戦闘を彷彿とさせました。このクオリティを定期的に見たいぜ…東映アニメーションさん頑張れ。では感想を述べていきます。

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"時とばし"発動時の、ステンドグラス的な空間は格好良いよね~。時とばしはヒットならではの特殊な領域と言える訳で、能力はジョジョ第5部に登場するスタンド"キングクリムゾン"だけど、自らが有利に戦える領域を構築するという意味では「ウルトラマンネクサス」の"メタフィールド"を思い出した。
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本来ならヒット優位の領域。しかし、ヒットの能力を凌駕した悟空のパワー。時を止める敵相手にカウンターを噛ましてしまうとは……悟空さんMUTEKIじゃんか。

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そうそう、あと他にもドラゴンボールらしいと感じた演出として、戦闘時での「間」がありました。ヒットの咆哮、すかさず戦闘の構えへ。そして、構えからのにらみ合い…。動きこそ無いけど、ヒリヒリとした緊迫感が感じられた場面。静と動、この静の場面があるからこそ前後の動の場面がより際立ちます。今までの「超」での戦闘は、テンポ良く物語が進む弊害として「間」が圧倒的に足りてませんでした。「間」があるからこそ、緩急がついて単調な物語運びにならないし、同時に作画枚数を節約できる有用な演出でもあるので、今後から積極的に活用してもらいたい。

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成長することで、悟空を超えたヒット。サイヤ人のように変身して強化することのできない私達は、彼の謙虚な姿勢を見習うべきですよね。愚直なまでに、ただ成長する。まあ、成長のスピードは異常だけどさ。

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シャンパ「じゃ、勝てないってことか?俺たち第6宇宙の負けってことか?」
ヴァドス「さあ…私はそうは思いませんが」
ビルス「いいぞ、そのまま押しきるんだ」
ウイス「んー……」
焦燥するシャンパと、歓喜するビルス。感情を露にする破壊神とは対称的に、試合の形勢を冷静に見ていたヴァドスとウイス。その落ち着き様は、はるか高みから俯瞰している証拠。絶対的強者の風格が漂っていました。悟空の越えるべき壁は、まだまだ高い!! 

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格好良い!!確かに格好良いけど、色味がド派手で(身体壊しちゃうくらい食品に合成着色料を添加しました、みたいな)、ただでさえSSブルーの気のエフェクトがゴチャゴチャしてるのに界王拳まで足しちゃうから、過剰なまでにハッタリ効き過ぎているかも…。SSのスマートなデザインの良さが若干損なわれたような。格好良いと思われる要素を足し算するとこうなるんですね、まあ子供が満足すれば良いっか。少し否定的に書きましたが、赤いスパークや動き自体は素直に格好良い。

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べジータ界王拳は、戦闘能力の増強と引き換えに、体力をごっそりともっていく技」
界王神「それでなくとも、身体に無理を強いる超サイヤ人の状態に上乗せして使うなんぞ、命を捨てるようなものじゃ。だからあやつは、長い間界王拳を封印してきたのじゃろう」

以前、「超サイヤ人なんぞ邪道じゃ」と言い放った老界王神が説明したことに、感極まるものがあった。ちゃんとシリーズの延長線上に「超」の物語があるんだなー、と歴史の片鱗が垣間見えたのでしみじみ。同様の理由で、べジータ界王拳を説明したこともグッド。


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