「神と神」考察。第2回【ウイス編】
第2回は【付き人ウイス編】です。
- ベールに包まれた存在
ウイスは非常に多くの謎を抱えたキャラクターです。「神と神」での悟空の敵は「破壊神ビルス」でしたが、そのビルスを上回る強さを持っている。これは劇場版のクライマックスで明らかになりました、更にはビルスの師匠であると。メインの敵キャラを上回る存在でありながら一切戦闘に関わってこなかった、今までのドラゴンボールにはない展開で意表を突かれたのをよく覚えています。彼には闘う理由もありませんし…(^_^;)
ゴッド悟空 6
ビルス 10
ウイス 15
(出典: DRAGON BALL Z 神と神 アニメコミックス )
三者の強さを比較すると上記の数値に。ウイスは圧倒的です。
圧倒的強者でありながら、何故か破壊神ではない。自由に宇宙空間を移動できる、「復活のF」では更に他者を凌駕する能力を披露したりと、異質な要素が一際目立ちます。今後12の宇宙全てを巡る闘いになったとき、正体が明らかになるかも。
- グルメ家
とにかく食べ物に目がない。ブルマのパーティでの食事に舌鼓を打っていた姿が印象的でした。個人的に、寿司をフォークで食べていた様子が宇宙人っぽさが感じられて好きなシーンの1つです。少し上品な雰囲気も。
普段の食事はウイスが調理しており、DB超では地球を訪れる際に弁当を持参していました。武力に留まらず料理の腕も立ちそうです。
またTVシリーズでは、サタンに全国どこでも食べ放題券と引き換えに世界を救ってほしいという条件を提示された時に、悩んでいた場面も。
- 「劇場版 神と神」
とにかく圧倒的強者。ワサビの辛味に堪えきれず暴れるビルスを手刀で沈黙させる、悟空とビルスの勝負の決着の場面にいつの間にか側にいたりと。闘う描写は全くないのにも関わず、底知れぬ強さが漏れ出していた。
あと、ビルスの発言から歌とダンスが苦手とのこと。本人はそれを言われて心外な様子でしたので、下手である自覚はない模様。
それにしても今作ではピッコロやべジータ、ウイスの歌唱力の低さが次々に露呈しており、ドラゴンボール界の戦士は歌が下手な割合が高いのかも…? 因みにクリリンも過去に歌を披露していましたが、あれはどちら側なんでしょ………。
燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦より)
- 「DB超 神と神編」
面倒見の良い、ビルスの「保護者」の要素が強かったと思います。前述しましたがビルスが食べる食事もウイスが用意していたり、地球を去る際には
「悟空さん。ビルス様と遊んでくださってありがとうございました、お礼はいつか…」
と感謝の意を表していました。
また、ビルスが出掛ける際にウイスが能力で移動させる姿は、まるで車で子供を送迎してあげる親のようです。
他には、気丈な一面も伺えました。
「離しなさい」
と語気を強めて言い放った。今までの柔らかい物言いとは一線を画しており、彼の凄みを感じさせる場面です。
- まとめ
まだまだ未知の部分が多く、はっきり言ってよく分からないキャラクターです。
しかし現時点で「DB界最強」と存在感抜群でありあの明るい性格、ビルスと同じで従来の敵にはない魅力に長けています。
それに、ビルスとの関係性も気になります。師匠であるウイスに対して、弟子であるビルスの方が偉そうな態度である。推測ですがウイスの方が年上なような気がします。
二人の関係性が現在に至るまでの変遷なども描かれていけば嬉しいです。