誰かを思いやる気持ちが、人を動かす…な第8話。
「仮面ライダーゴースト」感想。
第8話「発動!もう一つのモノリス!」
脚本:福田卓郎 監督:柴崎貴行
- 友を捨て、妹を救う覚悟。
タケルとマコト、互いが何者であるのかを認識した上での戦闘。第7話では勝るとも劣らずの接戦を繰り広げたゴーストとスペクター。しかし今のスペクターは粉骨砕身で戦いに臨み、その気迫に圧倒されていたゴースト。
程良い緊張感を与えた素晴らしい戦いでした。負けられない事情を抱えているが、親友であるマコトとは戦いたくはない。ジレンマに陥ったタケルの心情が、丁寧に描かれていた場面でしたね。
- 帰還した親友達。
恒男の親友は無事帰還、互いの友情を再確認した。一方のタケルも親友であったマコトが姿を現した、しかし両者には大きなわだかまりが…。2組の(親友を巡った)出来事は真逆の結末へ至った、ドラマの展開としては非常に面白い。
- 西園寺の謀略。
西園寺「…あの可愛らしい妹さんが、今はそんな姿に…哀れですねえ…」
西園寺「甘いですね」
マコトを焚き付け、タケルとの決闘を促した西園寺。彼の行動は、打算的で強か。仮面ライダー同士の衝突で漁夫の利を得ようとする魂胆が透けて見える。初対決時にマコトがタケルに投げかけた言葉を、今度は西園寺がマコトへ向けた。マコトにとっては屈辱である。
西園寺「…人体実験など許される訳がありません。私たちが反対したので……」
モノリスのスイッチを押したのは龍なのか? 更に上記での「私たち」との発言により、西園寺や龍以外にも共同で実験に取り組んでいた人物がいたことを示唆した。
- 最後に。
タケル、マコト、西園寺、アラン。四者四様、各々の目的は異なり思いは交錯する。この抗争は観ていて楽しい。展開が予測できないので、1話1話視聴し続ける意欲が高まります。
また、"眼魔に憑依され99日経過したら身体は完全に乗っ取られる"、この設定が今回明かされたことは一体何を意味するのでしょう?いずれ、救えない人間の事例も物語で描いてくれるのか、是非期待したいですね。
「百発百中 ズキュンバキューン♪」
ゴーストチェンジ直後の画の構図がめちゃくちゃ格好良いです。カットを割ってからの決めポーズ、各形態の個性的なポージングが印象深く記憶に残りました。
明日も仮面ライダーゴーストに出演するインセクトガンマちゃんに色を付けてみました。何に使うでも無い……イラストのはずです‼︎ ついでに→ #いいニーハイの日 pic.twitter.com/uk2el84sVJ
— 島本和彦31日東A59ウラシマモト (@simakazu) 2015, 11月 28
眼魔のキャラクターデザインを担当されている、漫画家の島本和彦さんのツイート。とても貴重なイラストを公開してくださいました\(^-^)/ありがたや~。