クリリンに18号さんにウイスさんにべジータ…見所盛り沢山な第16話。(ドラゴンボール超 感想)
ドラゴンボール超 第16話感想。
「ベジータが弟子入り!?ウイスを攻略せよ!」(脚本:福嶋幸典)
今回のエピソードは、最初から最後まで面白かったです。オリジナル回だと自由奔放な内容で良いですね。
- クリリンと悟空。
この二人は武道家としての繋がりよりも「友達」としての関係性の方が強いと思います。回想シーンの、二人が共に亀仙人の元で修業をしていた様子はとても楽しそうなんですよね。悟空にとって数少ない同世代の友達で同じ釜の飯を食べた特別な仲なので、冒頭の二人の会話から仲の良さが滲み出ていました。
「クリリンはあの頃と同じ、ちいせえまんまだもんな」
悟空は冗談だと訂正していましたが、半分本音だったと思います。二人は昔と何1つ変わらない「友達」関係のままです。悟空の発言は良い意味で、子供の頃のクリリンのままだ、ということだと思います。
また、面白いツイートを見掛けました。
今回のクリリンとのやりとりはGTを思い出した 俺だけすっかり変わっちまって…とクリリンは言って でも悟空は昔と変わらないなってクリリンに言ってくれたんだよね #ドラゴンボール超 pic.twitter.com/1wjYj1f9zU
— ❀✿られ✿❀ (@carrotoid) 2015年10月25日
悟空のクリリンに対する友情は、GTでもちっとも変わらないようですね。
今回の件で、クリリンは武道家としてのケジメをつけ警官になる決意を固めたんですね。そして「劇場版 復活のF」に繋がると。
あまり関係ないけど、悟空について気になった点。
「…オラも行きてえだけんど…」
「…しんぺえ(心配)すんなって言ってんだけんど…」
今回、やけに訛っていたように感じました。
- 18号とクリリン。
この笑顔が見れただけで、今回の話は価値がありますね。穏やかな優しい表情です、妻としての18号さんを堪能しました。この笑顔を引き出したクリリンの魅力も素晴らしい。
- ウイスとブルマ。
- 何とか自分と家族だけを助けてもらいたい目的で、ウイスを接待するブルマ。
- ブルマの魂胆を知りながら、美味しい食事を頂く為に接待を受けるウイス。
- 何とか自分と家族だけを助けてもらいたい目的で、ウイスを接待するブルマ。
- ブルマの魂胆を知りながら、美味しい食事を頂く為に接待を受けるウイス。
駆け引きが本当に面白くて、お互い腹に一物ある様子が伺えて良かったです。結果、地球の食事を存分に満喫していたのでウイスの勝利ですね(笑)
接待へ。このポーズは「劇場版 神と神」のビンゴダンスを彷彿とさせます。なりふり構わず、「更なる強さ」を追い求める為のこの行動!!! べジータの意地ですね。
最後は意外なオチで、ウイスの指導を受けることが出来ました。己の力で修業権を獲得できたので、べジータの努力が実を結びました。良かったー(T-T)
(何気に、ヒヨコがべジータと同じポーズをとっています。今回の話は細かい部分も面白いです。)
- 最後に。
クリリンは、武道家としての更なる高みを諦めて妥協したとも見れます。しかし私は、この妥協はポジティプな決断であると思いました。
悟空の強さを目の当たりにし自分の限界を知った、上には上の才能を持った者がいると重々理解してその道を去る決意をした。厳しい修業を積み戦士として一人前になれたのにも関わらず、今までとは違う生き方を選択できたクリリンは格好良かったです。そして悟空の更なる成長を応援できる人間味も好きです。
べジータは、今も昔も「更なる強さ」を求めることは一貫しています。しかしアプローチを変えてきました。プライドを一時的に捨てることが出来るようになっているんですよね。そのお陰で柔軟に様々な物事に対応できるようになりました。この成長は観ていて嬉しいです。
ただ批判的な意見も目立ちます。
「キャラ崩壊し過ぎ」
「スタッフ悪ノリするなよ」
など。確かにべジータのキャラがブレていると受け取れる部分はあります、なので今後の戦闘シーンでは
「誇り高い戦闘民族サイヤ人の王子」
の気丈な振る舞いもしっかり描いてもらいたいです。東映さん、お願いします!