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破壊神がポカーン、番狂わせな結末!!…な第40話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」第40話感想。

「ついに決着! 勝者はビルス?それともシャンパ?」脚本:キング・リュウ

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。第6宇宙編もいよいよ大詰め。悟空VSヒット戦もついに決着。この結末は賛否両論あるだろうなー、と思いつつ見ていましたが、私個人としては非常に良い結末だと感じました。追々説明します、では感想を述べていきます。


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シャンパ「…いいか聞け!お前たちはただのゲームの駒」
「俺たちがルール」との台詞も、破壊神の傲慢な考えが如実に現れていた。そもそもが、地球人を無視し勝手に地球を賭けて始まった試合だしね…。破壊神は敵でもなければ味方でもない、彼らは自分達の尺度で動いているだけだということが伝わってくる。

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すかさず、シャンパを威嚇する悟空とヒット。敵味方の垣根を超えた瞬間。

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悟空「オラたちがただの駒じゃねえっとこ、見せてやろうぜ!」
悟空の無言のメッセージに、静かに頷くヒット。幾千も拳を交えた両者だからこそ、言語を介さずとも意志疎通が図れる。良いじゃないっすか、このライバル関係。最近の悟空とべジータの関係以上に好きかも。両者の適度な距離感や、馴れ合いは一切抜きで「自分を更に成長させてくれる存在」として互いを認識している様子は、まさに王道のライバル関係と言えますよね。

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悟空の渾身の一撃。肖像画ではあるものの、シャンパの顔面が粉砕されたのは気持ちが良いもんだなー。

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ヒット「しょせん俺たちはゲームの駒ということか」
悟空「今はな」
ヒット「今は?」
悟空「だろ?」
ヒット「フッ」
野心剥き出しで、下克上を果たす気満々。「今はな」と、現状での破壊神との実力差を冷静に捉えている悟空は、歴戦の戦士としての完成された思考になってる。(ブウ編での悟空なら、フロストの小細工くらい簡単に見抜けそうなもんだけど…、と不満は残ったけど)

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悟空自らが、負けを選択した場面。視聴者によっては、散々格闘試合で引っ張ってこのオチ……と納得できない人もいるとは思う。だけど、そもそも悟空は、絶対勝利しなければ気が済まない、といった考えの持ち主ではないですよね。とにかく強い奴と目一杯戦いたいだけ。今回は、破壊神達のエゴに振り回され単なるゲームの駒として戦っている。彼らの手の平の上で踊らされているに過ぎない。思うがままに戦えない窮屈な試合の中では、本気をぶつけることが出来ない。だから見切りをつけて試合を終えた、と考えたら悟空らしい決断だったかと。その上で、最後ばかりの悪あがきで破壊神達に一矢報いてからの、満面の笑みですよ。単なる駒の思わぬ行動に口がポカーン…、ざまあみろってな感じで視聴者としてもスッキリしました。あと、界王拳の発動にも限界がきていたし、いずれにせよ勝機は見出だせなかった。この点も悟空は冷静だった。
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勿論、この展開ばかりでは嫌だけど、そのお陰でヒットは強敵のまま存在感を保っていられる。強い敵を倒す、そして更に強い敵が現れてそいつを倒す…とただ消費されていくに留まらない、今後も活躍の余地があるキャラクターになったのだと嬉しく思いました。再び登場する、その時が楽しみ。

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強くはなかった。強くはないけど見せ場があって良かったー、というのが本音でとにかく一安心。悟空を発奮させる当て馬以外の役割があったから。凄まじい激闘を見た上で、リングインしたその勇気を称えてあげましょうよ。弱くても無問題、格好いいよモナカ。ヒットの魅力も更に増した良場面でした。ただ、殺し屋としては良い人過ぎね?…、とも思ったり。まあ、ヒットに芽生えた変化として捉えれば良いか。
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ヒット「これで貸し借りなしだ」

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いやー、「Z」での物語とは比べ物にならない程規模が拡大していく。流石に、更なる上の存在はもういませんよね?ここが頂点だ。そうですよね、鳥山先生!!


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