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マゲッタの思わぬ活躍におったマゲッタ!…な第35話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」感想。第35話。

「怒りを力に変えろ! ベジータの全開バトル」脚本:キング・リュウ

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。格闘試合が始まってから苦言ばかり呈していましたが、今回は素直に楽しめました。不満な点がない訳ではありません。やはり「超」での悟空は、どこか精神年齢が幼く、戦いに貪欲な姿勢が若干薄らいでいるように見えます。今回、フロストによる不正の痕跡を必死に探すビルスの姿が印象的でしたが、あれは本来なら悟空自身が積極的に探していたのでは?…と私は思えるのです。「も、もしかしたら、オラにも細工してるんじゃ………あった! フロストがズルした跡だ!! 審判!!」、と再度試合に挑もうとする姿は想像に容易いのです。何せ格闘試合の為に、3年間修行するような奴なので。ですが、その点を差し置いても全体的には楽しめました。ヒットもついに喋ってくれましたし(笑)。声優は山路和弘さんで、俳優業では「仮面ライダー剣」の烏丸所長、声優業では「300~帝国の進撃~」のテミストクレス、「PSYCHO-PASS」の雑賀先生など、深みのある大人のキャラクターを演じられています。ヒットの寡黙で冷静沈着な雰囲気にピッタリの方だと思います、今後の出番に注目です。では感想を述べていきます。

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■試合開始前フロストは余裕綽々で、己の実力を誇示するかの如く饒舌に喋っていた。しかし、いざ試合が始まれば勝負の分かれ目は一瞬であった。正義が悪を討つ、王道のスカッとする展開。「ONE PIECE」で言えば、ルフィがべラミーを一発で撃破した時の爽快感に近い。試合が呆気なくて不満を抱いた方もいるようだが、Gフリーザべジータの対決の後では、長々とフロストと戦わせる必要はない(べジータワンサイドゲームになるのは目に見えている)。なので、勝負は「怒りの一撃」で終えるのが正解。

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べジータ「見せてやるぜ! 超サイヤ人の圧倒的パワーをな」
超サイヤ人に変身したことも良いのだが、それ以上に、自信にみなぎった勇ましい台詞を吐くべジータの姿を久々見られたことが喜ばしい。自惚れて過信する姿は、良くも悪くも彼の特徴なので。

  • そ、そんな…。

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■モナカさん、どうやら弱い。かめはめ波を見た時点で気絶とか、最弱の部類に入るキャラクターだと思われる。そりゃないよ、ただ乳首の大きいネタキャラとか、ぞんざいな役割にも程がある。仮に、悟空やべジータが更に修行に精を出すよう師匠としてビルスが一役買ったのだとしても、モナカならではの活躍の場を与えてほしい。戦闘の場以外でも良いから!! 

■そもそも何故、ビルスはモナカをメンバーに加えたのか。絶対に負けられない試合のはずなので、戦力外の人材を起用したビルスの意図には説得力をもたせるべき…期待はする。

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ピッコロ「…壁を気にし過ぎて、動きが小さくなっている」
■試合らしい試合を見れた。というのも、互いが戦術をもって打算的に行動しており(まあ、当たり前のことではあるが)、緊迫した勝負の駆け引きが描かれていたから。また、急遽追加されたバリアのせいでべジータが苦戦してしまう展開も、ルールに乗っ取った試合であるが故で「格闘試合」の設定が活かされていた。

■何より、マゲッタがここまで活躍するとは完全に想定外。見た目通りのパワータイプでありながらも、それだけに留まらない強かさも兼ね備えている。密閉された空間ならではの戦法が光った。
マゲッタ「馬鹿め。優位に試合を進めていたつもりだろうが、それはこちらの方だ…」
べジータ「ふざけるなー!俺様をコケにしやがってええー!!!」
■妄想ではあるが、上記のようなシチュエーションで激昂するべジータが見たくてしょうがない。まあ、周囲を欺く点ではフロストの戦術と被るけど。


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