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「…光で顔がよく見えないのも、少し気に入りませんねぇ…」…な第34話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」感想。第34話。

「ピッコロVSフロスト 魔貫光殺砲にすべてをかけろ!」脚本:キング・リュウ

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。今回も苦言多めの感想記事ですので、読む際はくれぐれもご注意ください。それと、フロストが発した「顔がよく見えないのが不快…」との旨の台詞、まさに視聴者の気持ちを代弁してくれたかのようでしたので、個人的に面白かったです。戦闘中、びっくりするくらいピッコロさんの表情が殆ど伺えませんでした。表情から戦術を悟られない為に、また、フロストを苛立たせる狙いがあった、ということは理解できるのですが…。ということで、今回のエピソードを象徴している台詞を記事の題名に選んだ次第です。では感想を述べていきます。 


  • ジャコ株UP↑その他株DOWN⬇

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ピッコロ「敵の攻撃を許し過ぎたな。きっと脳にでもダメージを食らって、一瞬意識が飛んだのだろう」
■後にピッコロは「知恵者」と自称していた以上、この誤読は恥ずかしい…。今まで冷静に物事を分析している姿が特徴的だったが、フロスト戦ではトリックを見抜くことや、演技を見破ることができなかった。この1話でピッコロの株が下がったように感じられたのは、私だけであろうか。

■また、悟空やべジータは、フロストの一挙一動を注視していなければならないはずだ。悟空は、敗北を悔やみ何故負けたか原因を探る。べジータは、カカロットが簡単に負けることなどありえん、何かあるはず、と懐疑的にフロストを分析する。戦士として、本来なら上記の行動をとる。一度目は仕方がないとしても、両者は二度も同じ反則行為を見逃すマヌケだとは思えないのだが。

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■しかし、ジャコだけはフロストの不正を見抜くことができた。何故ならば「目が良いから」。他のキャラにはない個性としてジャコの存在感を際立たせたい意図があるのは理解できる。ただ、他のキャラクターを無能に描いてジャコを持ち上げる手法は、あまり受け入れられない。ウイスや破壊神など遥か格上の実力者が気付かないのは、明らかに妙だからだ。

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■あと、お前飛べたのか…。劇場版『復活の「F」』では、雑兵から走って逃げていたが、では何故その時は飛ばなかったのか。

  • 今流行り(?)の「ゲスの極み」

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フロスト「自分で戦争を始め、自分で解決し、戦闘で荒れ果てた土地を格安で買いあげる。そして、再開発と復興の利権で大儲け。それが私の発明したビジネススキームってやつなんですよ」
■大衆を欺いている分、フリーザよりも質が悪い。てっきり、悟空を麻痺させた毒はフロストの最終形態の能力(毒々しい体色だから)だと推測していたが、実際は身体に仕込ませていた道具に過ぎなかった。姑息な上にショボいな…。第6宇宙勢がとてもブウ以上の強さがあるようには見えない。

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■フロストの不正発覚により勝利することができたのにも関わらず、べジータの一声で棄権することを表明したピッコロ。見つめう両者の「無言のやり取り」は、ヒリヒリとした緊迫感が漂う。この緊迫感は、ブウへ「ファイナルエクスプロージョン」を放つ前の、べジータとピッコロの会話を彷彿とさせる。

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べジータ「頼んだぞ、ピッコロ」
ピッコロ「貴様、死ぬ気だな」
■ピッコロは、またしてもべジータの気持ちを汲み取り、それに従った。

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ビルス「おいべジータ。きちんとカタをつけて、僕をスッキリさせろ」
■ビルスがべジータへ素直に声援を送るのは、明らかに違和感がある。それは、敗北した悟空にビルスが激怒していたからだ。この格闘試合は絶対に勝利せねばならない。美味しい食べ物の宝庫である地球を死守する為には、一切の手加減は許されないのだ。だからこそ、油断していた悟空に激怒した。そして、このべジータの行為は、明らかに自軍を不利にする暴挙。指揮するビルスの立場なら、引き続きピッコロに戦わせた方が、団体試合を有利に進められるのは自明。ならば声援を送るのではなく、べジータの行為を否定するのが自然な経緯ではないだろうか。
【妄想】
ビルス「おい、べジータ!! 僕に断りもなく何勝手なことをしているんだ。場合によっては、破壊しちゃうよ…」
べジータ「…………、悪いが好きにさせてもらう…」(闘技場へ向かう)
ビルス「なっ!!僕のパシリのくせに…ぐぬぬ…」
悟空「まあまあ。ビルス様、べジータならでぇじょうぶさ。アイツ、相当気合い(きええ)入ってるみたいだからさ」
■ビルスやウイスに従順だったべジータも、フロストの卑劣な姿がフリーザの姿と重なり「俺様が直々にぶちのめさなければ気がすまん…」と、闘争心を剥き出しにする。その結果ビルスを無視した…とした方が、パシリ呼ばわりされていたべジータが、今回ばかりはビルスへ牙を剥いて一矢報いる、そして普段の傲慢さが発揮される、絶好の機会になったように思える。


■書き終えて記事を見返すと、本編への批判と言うより、単純に私の妄想や願望が駄々漏れですね。最近の展開に不満な点が多い反動からでしょうか…。


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