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作画崩壊どころの騒ぎじゃない、何これ?…な第33話。(ドラゴンボール超 感想)

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ドラゴンボール超」感想。第33話。

「驚け第6宇宙よ! これが超サイヤ人孫悟空だ!」脚本:キング・リュウ

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。今回の記事は、苦言ばかりを呈しているので素直に楽しめた方は不快に感じるかもしれません。楽しめた方は、そっとページを閉じることを推奨します。では感想を述べていきます。

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悟空「焼き肉、食い過ぎた…」
■嘘でしょ……。悟空はこんなキャラクターじゃないよ。戦う事が大好きなんだよ?第6宇宙代表との格闘試合に備えて、3年も修行に精を出したんだよ?更なる強敵との出会いにワクワクしてたんだよ?絶対に、本番で全力を出せるようにコンディションは万全にしておくだろ、悟空はさ…。食欲に任せ暴食して、試合を疎かにはするような愚行は有り得ない。そのような有り得ない事態に陥った今話。脚本を担当したキング・リュウ氏は、「孫悟空」のアイデンティティを理解しているのか?私には、その点が甚だ疑問だ。ただし、原案を担当している鳥山先生の問題である可能性も否めない。

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ウィス・ビルス・べジータ「はっ?」
ブルマ「えっ?」
■私も、彼らと同じ心境だった。唖然とした。

  • VS.ボタモ

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ジャコ「受けたダメージを全て異次元空間に転送し、無効化しているのだ。あっ…、多分」
■仮説ではあるが、わざわざボタモの能力をジャコに発言させた脚本家の意図を汲み取れば、ジャコの考察は正しいと思われる。しかし、それでは何故ボタモは跳ねてるんだ?バウンドして不規則な攻撃を繰り出す戦闘スタイルは、まさに「弾力」を最大限に活かしていると言える。それならば「身体の弾力で、悟空の攻撃は全て跳ね返される」といった理由の方が、攻撃の無効化に説得力が生まれる。だが実際は、異次元空間への転送。それならば攻撃方法も口からの気弾だけではなく、転送した攻撃の「威力、衝撃を、自在にコントロールしてボタモ自身の攻撃に活用できる」とした方が、ボタモならではの個性に繋がっていた。ギニュー特選隊グルドの時間停止能力のような。異次元空間への転送能力はDBでは珍しい部類の能力なので、劇中での扱われ方は残念に感じた。

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■この構図、迫力もへったくれもない。あと、レフェリーは悟空達の距離感を意識して移動するべきではないか。ボタモが跳ね回って自身も危険な状況であるにもかかわらず、この位置関係…。

  • VS.フロスト

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フリーザ(悪人)と表裏一体の存在なのだからフロストは善人である、と考えられそうだが、どうやらそう単純な話ではないらしい。悟空の様子が一変した時、フロストは「フッ」と静かに笑った。戦いの最中に麻痺毒らしきものを悟空に仕込んだのだろうか。実は演技をしていたに過ぎず偽善者だった、とした方が、フロストを倒した時に爽快感が生まれる。さあ、ピッコロさん頼むぞ。

  • ヒットの強さは未知数

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■試合中にもかかわらず常に目を閉じていたヒットだが、悟空が超サイヤ人化した際はその姿を確認していた。しかし、視認し終えると再び目を瞑った。これは、ヒットにとっては悟空ですら「取るに足らない相手」だということだ。ますます彼へ、期待を寄せざるを得ない。


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