何が何やらワケワカメ

映像作品(主に特撮やアニメ、ホラー)について書く。

最強にして最後の「ゴ」始動!!…な第44話。

仮面ライダークウガ」感想。

【episode44 危機】脚本:荒川稔久

こんにちは、キャキャロット(@anothercommuni)です。今話を含めて残り6話。五代と松倉本部長が遂に対面する。ダグバとの決戦に向けて物語も大詰めの最中、榎田親子の問題が同時進行で描かれていて「クウガ」はやっぱり曲者だと痛感させられた。榎田さんの家庭事情は中盤からジャンを通して浮き彫りになっていたが、未だ何も解決していない。それをこのタイミングで消化するとはね…。高寺さんなりに、メイン視聴者のファミリー層に訴えかけたいものがあったのかな。では感想を述べていきます。

  • 含みを持つ表情。

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■五代の無鉄砲さに不安を抑えきれない桜子さん。五代は自分を省みずに前進しようとする、その姿に戸惑いを示してしまった。応援しつつも本心では五代が椿に制止されることを望んでいる、その複雑な心境が伺えた。

前回まではどっしりと構えて腹を括っていたんですけどね、桜子さんでも納得できないことはあります。

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■この時の榎田さんの心境がイマイチ掴めない。折角母親らしいことが出来る機会なのに、何故か切ない表情をしている。
五代「冴くんに分けてあげる笑顔ですもんね」
"母親らしく冴に笑顔で接することが出来るのかな"と不安げになっているのかな…。今まで母に家庭を丸投げして冴に寂しい思いをさせていた、その自責の念に苦しんでいる?

もし宜しければ、皆さんの意見を聞かせてください(^^)

  • 「最強始動」

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■「ゴ・ガドル・バ」による警官狩り。男性警官のみを殺害して、強者を追い求める姿は誇り高き武人。語弊があるかも知れないが、格好良い。己の力に絶対的な自負を持っているからこそ、強者の屍を踏み越えて"ザギバス・ゲゲル"に進む。ジャーザは真逆で、力を温存して省エネで"ザギバス・ゲゲル"を目指した。グロンギは一人一人が個性を遺憾なく主張してくる、アクが強い。こりゃソフビも売れる訳だわ。

  • 最後に。

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■気になった点。ランニング中に足がもつれた五代。以前の私ならこの場面を「おっちょこちょいだなあ~。でも、それも五代の魅力だよね」程度に観ていたと思う。しかし、これは肉体の限界が近いことを示唆しているのでは、と危惧するようになった。

「ゴ」集団と交戦してからは、五代は怪我をする機会が増えた。アークルの力で治癒しているとは言え、果たして全快しているのか疑わしい。敵の力が強大になりダメージ量が増加したことによって、治癒が追い付いていない可能性はあり得る。以前にも【episode40】で足がもつれていたことや目の隈が日々酷くなっている(?)ことから、五代は憔悴していると私は判断した。

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■戦いの火蓋は切って落とされた。【episode43】の予告ではガドルが奇襲をかけていたが、本編では立場が逆転している。終盤にきて嘘予告を放り込むとは…撮り直したんでしょうね。制作スケジュールもこの頃だとカツカツだったろうに。拘りが凄まじ過ぎてもはや執念、最高。

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