悟空よ、フリーザの魔の手から地球を護ってくれ!!…な第23話。(ドラゴンボール超 感想)
「ドラゴンボール超」感想。第23話。
「地球が!悟飯が!絶体絶命!早く来てくれ孫悟空!!」(脚本:小山 真)
- 招来せし希望。
憤りを隠せない、悟空のこの表情。アップにも耐えうる素晴らしい作画です。「劇場版 復活のF」に、この画をこっそり挿入しても違和感ない!!
悟空の手を握ることを拒んだべジータ。
ですが、戦闘中はがっつり握りしめている。まあ、カカロットの指示には従わないということでしょう。
そして、まさか悟飯のこのような姿を見ることになるとは…。"精魂尽き果てる"とはこのことか。
全身全霊で力を振り絞り、地球の命運を悟空とべジータへ託した。過去の悟飯の姿と比較すると不満な点もあるかも知れない。しかし、鍛練を怠った今の悟飯には分相応の活躍であったと思う。
- タゴマの心中は…。
肉体は奪われるわ、勝手に奪った当人のギニューは死ぬわ、肉体は完全に失うわ……カエルに宿りしタゴマの魂は、何を思う。
今では実力差が相当であることは承知していますが、ギニューとべジータの攻防は少し見たかったですね。べジータが圧倒することで、過去フリーザ軍に服従していた頃の自分を払拭する意味を込めて。以下の台詞は妄想です。
べジータ「どうした?……まさか、あのギニュー特選隊の"隊長様"がその程度ではあるまいな」
ギニュー「キ、キサマああああ!!」
ギニューもタゴマも、出番があっさり過ぎて勿体なかったですね。
- 横暴なるフリーザ。
これで「理想の上司像」云々の話題は激減するでしょう。あくまでも利用価値があるから、部下を従えていただけ。
しっかし兵士達の存在感なかったなあ(^_^;)半分は背景と化していた。と言うことで、1000人の兵士達による多人数アクションは、是非コチラで堪能してください。映画館のスクリーンで観賞した時は、本当に感動しましたよ。
- 最後に。
■個人的に、悟飯には『怒り』を強く露にしてほしかった。悲哀は感じられたのですが。
フリーザに痛め付けられ肉体的に限界であったのは分かる。それでも、大切な恩人の死を目の当たりにして精神を取り乱す様子が少し物足りなかった。そして、一心不乱にフリーザへ戦いを挑む姿勢が見たかった……その結果あっさり負けても構いません。悟飯の強さの根源は『怒り』にあるのだから、今こそ力を最大限に引き出す唯一無二のシチュエーションなんですよね。
自分では勝てないと悟った以上は、悟空にシグナルを送ることを優先した行為は合理的な考えで理解はできます。それでも、ピッコロさんの為に激昂する姿が見たかったです。
■気になった演出。
フィールドの奥行きを感じさせる演出が3度見られました。はっきり言って多用し過ぎです、くどい。
■興味深いツイートが。
これでギニュー特戦隊は全員べジータに殺されたことになるな #ドラゴンボール超 pic.twitter.com/dU7uSDSt6J
— オトギリ (@ura_otogiri) 2015年12月13日
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