ゴオマの逆襲、桜子の疑念、錯綜する各々の想い…な第36話。
「仮面ライダークウガ」感想。
【episode36 錯綜】 脚本:荒川稔久
- 深まる謎。
この紋章はリントの文字ではなく、本来は「戦士」を意味するグロンギの文字で尚且つ第0号による署名なのでは、との見解を述べた桜子さん。
確かに他のリント文字とは形状が異なります。と言うことは、「第0号≒クウガ」の可能性が示唆されたと解釈するべきですね(もしくは、あの紋章はクウガを意味する紋章ではなかった)。同時に「第0号＝B1号(バラのタトゥの女)」の可能性も危惧されている、まさに"謎が謎を呼ぶ"とはこのことですね。
また「ゴ」の集団が使用している武器は装飾品が変形した物であり、手にした物を武器に変形させるクウガとの関連性も懸念されました。
- 五代の変化。
「雄介のやつ、何かあったのかな…?」
おやっさんのふとした一言。グロンギの出現に伴い、五代が以前のままではなかったことに気付く面々。長年見守っているおやっさんだからこそ、事情を知らずとも五代に生じた変化を感じ取れた。
ジャラジとの戦いで傷心した五代ですが、子供達の心遣いを目の辺りにして心癒されている様子が伺えました。一見けろっとしている様に見えますが、内心疲弊していても不思議ではありません。
- ザザルVS.ゴオマ強化体。
「やっぱ『ズ』の奴か…」
(着服した)金色の破片を吸収し、変化を遂げた「ズ・ゴオマ・グ強化体」。「ゴ・ザザル・バ」の格下扱いする態度に怒りを募らせていたゴオマは、戦いを仕掛けた。
「ズ」最後の生き残りであるゴオマ。ゲゲルの参加権を失ったことに対する不満、上位集団に蔑まれている現状、そして第0号の脅威が迫っていることへの焦燥、力を手にした彼が反旗を翻す理由としては充分でしょう。この反逆行為の行く末は…。
- 最後に。
疾走する五代雄介、疾走するクウガ。戦いに身を投じるまでの道中を同じアングルで撮影していました。演出が細かすぎますよ…、ただただ感心します。
ドラゴンフォームの攻撃で次週!!って展開が続きました。(画像2枚目はep35)ドラゴンは、機動性が優れている為に使用率が高いですね。移動や奇襲攻撃の際など。
また、ライジングフォームはあくまでも必殺攻撃時に用いる程度で(時間制限等の事情がある為)、未だに基本4フォームを上手く活用しているのは「クウガ」の長所です。大抵は強化されると役割を失うフォームが出ますからね……。
