何が何やらワケワカメ

映像作品(主に特撮やアニメ、ホラー)について書く。

ドラゴンボール超「神と神編」終了

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■「神と神編」は第14話で終了と。いやーーー、長かったですね(T-T)本当に長かった。DB超がスタートして日曜朝9時が待ち遠しかったあの感覚が遠い過去のように思えるほど、話の運び方が酷かった…。愛と憎しみは表裏一体、話が進むごとに怒りが沸き上がり、途中から観るのが苦痛でした。

そのような「神と神編」も終了しましたので、これまでの物語を振り返り感想を述べたいと思います。


  • 【第1話、第2話】

「悟空が働いている!!」
べジータが家族旅行??」

 ■正直これだけで満足できるほどの強烈なインパクトがありました。悟空の作業着姿は新鮮でしたね。他には、悟天とトランクスがビーデルに化粧水をプレゼントしている姿は、涙腺が弛むほどの感動がありました。

ドラゴンボールはバトルだけではなく、日常そのものが面白いということを示してくれた良い回でした。 

■ビルス様はとある惑星を半壊させていたりと、破壊神としての職務を全うしていました。彼の私生活を垣間見ることができたのは劇場版にはなかった要素で中々好印象でした。

  • 【第3話~第14話】

■劇場版の「神と神」の内容を何倍にも希釈してなぞっているだけに過ぎず、とにかく予測できる展開。ファンなら近年の劇場版もチェックしているはずなので、熱をもったファンほど退屈してしまう事態に。当然劇場版を見ていない人に向けて新キャラや「超サイヤ人ゴッド」を紹介しなければならない事情はわかるが、もう少し劇場版との差別化を図ってほしかったのが率直な気持ちです。

良くも悪くも、DBシリーズの引き延ばし感を味わう結果に。


■近年の東映アニメーション作品ならあまり意外でもないとは思いますが、戦闘シーンに定評のあるDBということで余計に騒がれたカタチに。私も作画の乱れは気にはなりますが、劇場版よりはクオリティが劣るのは仕方がないと構えて見ていたので他の視聴者が騒ぐほどの酷いデキではなかったと思っています。

■問題なのは戦闘時の演出面にあると思います。とにかく迫力がない……(^_^;)大問題です。画が乱れていても動きさえ格好良ければ…と思うのですが。
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 戦闘時のキャラの動かし方があまりにもぎこちない。このシーンを見ても、拳を突き出しているようにしか見えない。正拳突きでないのなら、少し腕を振りかぶる動作になるのが自然だと思います。

■原因としては、制作スケジュールと作画枚数制限が考えられます。

東映アニメーション作品の殆どは4クール以上の長期作品で、1~2クールで終わる深夜アニメと比較して1話にかける制作期間が満足に設けられていないことがあると思います。

また貴社は、1話に要する作画の枚数が厳密に決められています。この枚数縛りが、今のDB超の戦闘シーンに影響を及ぼしているのではないかと。

  • 良い作画の回もある。

■作画面で苦言ばかり呈してきましたが、当然良い回もあります。

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■第10話。戦闘時のスピード感は物足りないですが、キャラデザに忠実な作画であまり乱れていませんでした。日常回でこのクオリティなら大満足です。

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■第13話。この回は作画は問題なく尚且つBパート後半からの戦闘演出も素晴らしくて、不満点はありませんでした。パッパッと素早くカットを割る演出はDBの戦闘っぽさがとても表れていたと思いました。スピード感バッチリ。原画、絵コンテ、作画監督を「山室直儀」さんが担当されており、流石長年DBを支え続けているベテランさんです。凄い。

  • 最後に

■「神と神編」での反省点が「復活のF編」で改善されていることを祈るばかりです。結末さえ同じであれば、物語の展開は大幅に改変しても問題ないと思います。とにかく既視感のある展開をうまく回避してほしいです。

ぶっちゃけ…
とっとと「第6宇宙編」に突入してください。お願いしますm(__)m

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■ちなみに第15話はサタン回。 今のところDB超はオリジナル回が抜群に楽しい!!